Menu

部分矯正 –Minor Tooth Movement−

部分矯正とは

部分矯正は、学術的にはMTM(Minor Tooth Movement)といいます。つまり、歯を少しだけ動かして歯並びを整えていきます。部分矯正では、歯列を全体的に動かす必要のあるケースには適用できませんが、少しの歯のずれの改善や歯の間のすき間を閉じるなどの軽度の処置を行うことができます。

部分矯正をする場合、一般的な装置であるマルチブラケット装置(表側、裏側)に加え、インビザラインなどのマウスピースでも行える場合があります。

治療期間も短く、また、費用も安いため人気の治療法である部分矯正ですが、問題点もあります。すべてのケースに適用できるわけではなく、部分矯正を希望しても、矯正治療が行えない人がいます。

一般的な矯正との違いについて一覧表

一般的な矯正 部分矯正
治療の範囲 歯列全体 前歯or奥歯のみ
上の歯or下の歯のみ
使用する装置 マルチブラケット(表側or裏側)
マウスピース型装置
マルチブラケット(表側or裏側)
マウスピース型装置
「一般的な矯正」でも「部分矯正」でも当院の場合、使用する装置に違いはありません。
*裏側装置による矯正は難易度が高く、一部の歯科医院でのみ行っています。
治療費の目安 68万円~ 18~68万
対象年齢 12歳~ 12歳~
治療期間 1年半~3年 3か月~1年
治療ができる不正咬合の種類 叢生(でこぼこ)
上顎前突(出っ歯)
下顎前突(受け口)
開咬(かみ合わせ)
正中離開(すきっ歯)
叢生(でこぼこ)
正中離開(すきっ歯)
適応症 すべての方 一部の方

*適応症について
歯は上下合わせて28本あります。矯正治療では、この歯列をきれいに並べると同時に、上下の歯がしっかりと咬み合うように調整します。

歯がきれいに並んでいて、且つ、咬み合っている状態

歯はきれいに並んでいるが、、、咬み合っていない状態

矯正治療では、審美面(見た目)と機能面(噛むなどの咀嚼機能)の両方の改善を目指します。機能面の改善を行うためには歯列全体の歯を動かして全体のバランスを整える必要があります。

部分矯正が適応となる方は、歯列全体の歯を動かすことなく、全体のバランスを整えることができる状態の歯並びの方に限定されます。

部分矯正の症例紹介

ケース① 上の歯列のみ部分矯正

主訴 叢生(でこぼこ)
部位 上の前歯
装置 マルチブラケット
治療期間 9か月
治療費の目安 35万円
治療の説明

上顎右側中切歯1歯が突出していた。

4mm程度の配列余地が不足していたため、各歯の間にヤスリをかけブラケット装着。

(IPR)余地を作った後配列して9ヶ月後、治療終了。

ケース② 下の歯列のみ部分矯正(マウスピース型装置インビザラインによる矯正)

主訴 叢生(でこぼこ)
部位 下の前歯
装置 マウスピース
治療期間 7か月
治療費の目安 40万円
治療の説明

下顎の前歯の叢生を主訴に来院。マウスピース型装置(インビザライン)を使用し7ヶ月間で治療

マウスピース型装置(インビザライン)を使用。7ヶ月間で治療

7ヶ月間で治療終了。

ケース③ 下の歯列のみ部分矯正(マウスピース型装置インビザラインによる矯正)

主訴 正中離開(すきっ歯)
部位 上の前歯
装置 マウスピース
治療期間 10か月
治療費の目安 50万円
治療の説明

正中離開を主訴に来院。

インビザラインを使用し正中の空隙を閉鎖。10か月で治療終了。

ケース④ 下の歯列のみ部分矯正

主訴 叢生(でこぼこ)
部位 上の前歯
装置 マルチブラケット
治療期間 4か月
治療費の目安 28万円
治療の説明

大学教授、講義で話す際、下顎前歯がずれている部分に舌が引っかかり話しにくいという主訴で来院。

マルチブラケット装置を部分的に使用し整直。

4か月後、治療終了。