舌側矯正(リンガルブラケット)

舌側矯正とは、文字通り歯の舌側に装置をつけて行う矯正治療です。舌側に装置をつけるため、周りの人に気づかれずに矯正治療を行うことができます。

舌側矯正のメリットとデメリット

メリット
    • ・周囲の方に気づかれずに矯正治療をすることが可能です。
    • ・上あごのみ舌側、下あごは表側に装置を装着することも可能です。その場合、目立たず・上下舌側で治療を行うより、費用を抑えての治療が可能です。
    • ・表側に装置をつけて行う治療と、治療期間はほぼ同じです。
デメリット
  • ・表面の矯正治療に比べて、費用は高くなります。
  • ・舌側に装置をつけるため、口の中の違和感や話しにくさが1カ月程度ある方もいらっしゃいます。

治療の流れ

  • 01

    奥歯に隙間を作る

    奥歯にゴム(セパレーティングモジュール)を入れて、隙間を作る。

  • 02

    装置の作成

    型取りを行い作った歯の模型をもとに、技工所にて歯に装着する装置を作成します。

  • 03

    バンドの装着

    奥歯に金属の輪(バンド)を装着します。

  • 04

    ワイヤーの装着

    それぞれの歯にワイヤーを固定するための装置を接着し、上あご全体にワイヤーを装着します。

  • 05

    ワイヤーの調整

    上あご、下あごそれぞれに装置の装着が完了したら、月に1回のペースで通院していただき、歯の動きに合わせてワイヤーを調整していきます。(治療期間は早い場合で1年前後、通常2年~2年半程度です。)

  • 06

    保定装置の取付

    歯並びがキレイに整ったら、保定装置という取り外し可能な、歯並びの後戻りを防ぐ装置を2年程度つけていただきます。

当院の舌側矯正の特徴

表側矯正よりも舌側矯正の方が「期間が短くなること」も可能

舌側の治療では、特に、歯科医師や歯科衛生士が多くの舌側での治療に携わり、どれだけ慣れているかも治療成績を左右する要素です。
多くの舌側の治療を手掛け、歯科衛生士も充分訓練されていることが大切です。さらに、治療時間を充分取るようにすることで、一般的には長くなりがちな治療期間も同様のケースで、表側で行う期間と変わらないか、ケースによっては数ヶ月程度早くなる場合もあります。

極小の舌側装置は治療中の違和感が
少ないメリットがあります。

従来の舌側装置は舌感が悪く話しにくい、舌が痛いなどの不快症状がでる場合がありますが、極小の舌側装置ではこのデメリットを解消できるようされています。
(症例によっては従来型のブラケットを使用する場合があります。)

舌側矯正は出っ歯の方には特に
おススメ。きれいなEラインへ。

舌側の装置は矯正力がかかる場所が歯の内側になるため、特に前歯を後退させるのには表側の装置と⽐較し有利に働きます。さらに、特に上の歯が出ている上顎前突では、舌側の装置と矯正用インプラントを併用することによって、前歯の後退量を大きく出来るため、歯が前方に出ていて口元が出っ張っている状態を大きく改善することが出来る可能性が高いです。

舌側矯正による出っ歯の方の治療例

治療前 治療前
治療後 治療後

24歳女性
上顎前歯の突出を主訴に来院された。歯槽性上顎前突として上顎左右側第一小臼歯を抜歯していただき上下顎舌側マルチブラケット装置を使用して動的治療を行った。
動的治療期間1年9か月間。 治療費の目安120万円程度。

舌側矯正によるEラインの変化①

治療前 治療前
治療後 治療後

24歳女性
骨格性上顎前突で上顎前歯が7㎜突出していた。小臼歯抜歯を行い上下顎舌側マルチブラケット装置を使用して前歯の後退を行った。
治療期間は2年2か月。 治療費の目安130万円程度。
前歯が後退したことで口元の突出感が改善した。

舌側矯正によるEラインの変化②

治療前 治療前
治療後 治療後

28歳女性
犬歯低位唇側転位を伴う上下顎前突で小臼歯抜歯を行い上顎舌側、下顎唇側マルチブラケット装置を使用して犬歯を整え前歯の後退を行った。
治療期間は2年6か月。 治療費の目安120万円程度。
前歯が後退したことで口元の突出感が改善した。

 

治療中に歯抜けの状態は避けたいものですね

抜歯をして舌側矯正を行う場合、抜歯を行った場所が歯抜けの状態となり審美性が良くないため、仮歯(ダミー)を装着して矯正治療を行っていることを気づかれにくくすることが出来ます。

『歯抜け』の状態

『歯抜け』の状態

仮歯(ダミー)を装着

仮歯(ダミー)を装着