初診時年齢65歳の女性。叢生を伴う開咬のケース。
前歯の乱れと咬み合わせを気にしておられました。下顎右側臼歯部は架橋義歯にて補綴されており、当該箇所の負担を避けた矯正治療を行いました。また上顎右側第二小臼歯は失活していたため、抜去する小臼歯の選定にも考慮が必要でした。舌癖が認められたため筋機能療法を併用して上顎左側第一小臼歯、右側第二小臼歯、下顎左側第二小臼歯の抜歯によるマルチブラケット装置を使用した治療を行いました。前歯の乱れを改善して咬み合わせることが出来ました。
動的治療期間2年間
歯並びにコンプレンクスがあった私は、芸能人や周りの人の歯並びをつい見てしまう
癖がありました。
歯を見せて自然に笑う人や美しい歯並びにずっとあこがれていました。
サンドイッチや麺類をうまく噛み切ることができず、自分の食事姿にも自信が
持てませんでした。
年齢を重ねるうちに「今さら歯科矯正なんて遅い」と半ば あきらめていました。
ですが ある時、歯並びや噛み合わせの悪さは見た目だけの問題でなく、将来的にフレイルや認知症のリスク増加など生活の質にも深く関わる可能性があると知りました。
それをきっかけに思い切って矯正治療を始めることにしました。
治療中の痛みは心配していたほどではなく、十分耐えられる程度でした。
またMFTでは、最初は舌を自分の意志でうまく動かせず苦労しましたが、スタッフの皆さんがやさしく丁寧にアドバイスしてくださり、なんとか続けることができました。
現在は装置が外れ、保定装置をつけています。
前歯で食べ物をきれいに噛み切れるようになり、食べ物についた、きれいな歯形を見るたびにうれしい気持ちになります。
「もっと 早く始めていればよかった」と思っていますが、これからは口元を気にせず おもいきり歯を見せて笑えることが何よりうれしいです。













