舌の癖って何?歯並びに影響する??

こんにちは、歯科衛生士の伊藤です。
皆さん、人によって舌には癖がある方とない方がいます。
その舌の癖とは何か、どう歯並びに影響するのかをお話したいと思います。
舌の癖とは?
舌には本来、置いておく正しい位置があります。その場所が上の前歯の裏側にあるふくらみ部分です。
しかし、その場所以外に舌が置いてある状態だと舌の癖として歯並びに対してとても影響が出てしまいます。
どんな舌の癖が多い?
・歯の間から舌が出る癖
・舌を舌の歯の裏側にぴったりつけて常に前歯の裏側から前へ押し続ける癖
・口呼吸などで唇の締まりが悪く、お口がぽかんとあいている
などがあります。
舌の癖による歯並びへの影響はどんなこと?
・上下の歯が噛み合わない
・出っ歯になる
・歯と歯の間にすき間があく
・お話をする時に、すき間に舌が入るため、サ行、タ行、ナ行、ラ行などが舌たらずな発音になる
このように、舌癖があると歯並びや発音に大きな影響を及ぼします。
どう改善する?
当院では、歯並びの治療としての矯正治療と並行して、筋機能療法(MFT)という、舌の癖を治すトレーニングを歯科衛生士とともに練習をしてきます。
正しい舌の位置や唇の状態、飲み込み方などを練習し、覚えていただきます。
もし、気になることがあれば、この機会にお持ちのお悩みや疑問をご相談ください。