2020.09.28 子どもの矯正

歯周病と矯正治療

歯科衛生士の砂子です。

今の世界の状況、日本の状況は大変な時期ですね。コロナ禍といわれるこの時代、出来る限りの予防・対策をしていきたいですね。

手洗い除菌に加えて免疫力を高めて健康な体をつくる。そして歯磨きも虫歯予防だけではなく、健康にとっても大切なのです。

 

 

 

 

マスク生活だし、歯も歯並びも「まっいっか」ではなく、歯並びをきれいにすることで歯も磨きやすくなりますし、歯周病も予防できます。そしてそれが全身の健康へとつながるのです。

 

 

 

 

今回は皆さんに「歯周病が身体に及ぼす影響」についてお知らせしたいと思います。

口の中には約700種類の細菌が生息していて歯垢(プラーク)には1mgあたり1億から10億個の細菌が含まれています。

このプラーク中の細菌が、歯と歯肉の間に感染して毒素を出し、歯ぐきに炎症を起こします。

取り除かなければ、硬く変化して歯石と呼ばれるものになり、さらに細菌が入り込み、歯周病が進行していきます。

歯周病は2つに分類されます。

歯肉炎→炎症が歯ぐきのみにとどまっている状態

 

 

 

 

 

歯周炎→炎症が歯ぐきのみではなく骨までとけてしまった状態

 

 

 

 

厚生労働省の患者調査によると、歯肉炎・歯周炎の総患者数は、約398万人!!

前回の調査時より約67万人増加しています!!30~50歳代の約8割、60歳代の約9割が歯周病にかかっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして歯周病は、歯と歯肉を傷めるばかりでなく、歯肉の血管から侵入した細菌や細菌が出す物質が血流にのって全身に周り、様々な病気や症状を引き起こすことが分かってきています。

心筋梗塞、脳梗塞、誤嚥性肺炎、日本人の死因の上位の病気を引き起こすのです。

 

 

 

 

 

 

 

高齢者ばかりの話ではありません。低体重児出産、早産など若い世代にも関係しています!!

 

 

 

 

歯は、一生使うものです。規則正しい食生活が歯周病予防につながります。口の中と身体は別という考えではいけません。よく噛んで食べると唾液がたくさん分泌され、お口の中の自浄作用が働きキレイになります。

歯列矯正することで歯周病を予防することもできます。

すでに歯周病の場合は、しっかりとした歯周治療後に矯正治療開始となります。

矯正治療は歯みがきが大変というイメージもあると思います。

矯正治療中は、複雑な装置による、ブラッシング不足で、歯肉炎が起こりやすくなります。マウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療は食事と歯みがきの時はアライナーと呼ばれる装置を外すためブラッシングしやすいです。

 

 

 

 

どんな方法での矯正治療でも、歯と身体の健康のために、しっかりとしたブラッシングを習得することが大切ですね。