2026.04.13 大人の矯正

矯正中に留学はできるの? 海外留学と矯正治療を両立させるための「準備と対策」

こんにちは!トリートメントコーディネーター前田です。

新年度が始まり、「留学が決まった!」「留学に行きたい!」など、新しい環境への挑戦に大きな期待を膨らませている方もいらっしゃるでしょう。新しい環境へのワクワク感の一方で、「矯正治療を続けながら海外で生活できるかな?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

海外では日本と同じようにすぐに歯科医院に通えるとは限りません。だからこそ、渡航前の準備が成功の鍵を握ります。

【最優先】まずは主治医にご相談ください!

留学が決まったら、「いつから・どこへ・どのくらいの期間」行くのかを、できるだけ早くご相談ください。また、もし決まっていなくても「留学したいと考えている」と意思表示をしていただくのでもかまいません。

治療の進捗状況によっては、渡航までの期間や留学期間に合わせて治療計画を調整する必要があります。

早めにご相談いただければ主治医から、「ここまで治療を進めましょう」や「あと何回程で動的治療が終了し、保定装置で留学に行けますよ」等伝えることができます。ご自身がどのような状況で渡航するのかわかったうえで行けるのは安心ですね。

ワイヤー矯正の方:渡航直前に調整すると、移動中に痛みが出る可能性があるため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

アライナー矯正の方:数か月分をまとめてお渡しできる場合もあります。交換スケジュールも忘れずに確認しましょう。

留学先に持参すべき「矯正必須アイテム」

海外では日本でお馴染みのケアグッズが手に入りにくいことがあります。使い慣れているものを多めに準備しておきましょう。

ケア・消耗品リスト

  • 矯正用ワックス: 装置が当たって痛い時の必須アイテムです。多めに持参しましょう
  • 顎間ゴム(エラスティック): 自分でかけるゴムです。予備を十分に用意します
  • リテーナーケース(アライナーケース): 外した際の紛失を防ぐため、必ずケースに入れましょう
  • タフトブラシ等の歯ブラシ、フロス: 普段から使い慣れているものを用意します
  • 予備のリテーナー: (保定期間中の方)紛失・破損に備えて2つあると安心です。再作製の場合、来院が必要なので、紛失・破損してしまうと留学期間中、保定装置を付けない状態になり、後戻りのリスクが高まります
  • アライナーリムーバー、チューイ(アライナーの方)
  • 洗浄剤(保定装置、アライナーの方)
  • うがい薬(ネオステリン)や口内炎ができた時のパッチ、薬等

 

現地でトラブルが起きた時の応急処置

「装置が外れた!」「痛みが強い!」そのような時はメールや電話で連絡し、主治医の指示を仰ぎましょう。メールの場合、写真も添付していただけるとわかりやすいです。また、渡航前に渡航先の近隣の矯正歯科を調べておくと良いでしょう。

ブラケットが外れた:痛みがない場合は、そのままにして帰国後に受診。ワイヤーが刺さる場合はワックスで保護

ワイヤーが刺さって痛い:矯正用ワックスを米粒大に丸め、乾燥させた装置に被せてカバーします

置が当たって口内炎に:市販の塗り薬やパッチ、ネオステリンでのうがいが有効

アライナーを紛失した:1つ前のステージ、きつくてはまらない場合は次のステージのものを装着し、すぐに主治医へメール等で連絡してください

帰国日が決まったら

早めに受診予約を入れましょう。帰国してから連絡を入れると近い日で予約が取れないこともあります。帰国後スムーズに治療開始するためにも帰国前から予約を入れておきましょう。

最後に

留学は一生の宝物になる素晴らしい経験です。また、海外では矯正への理解が深く、特に欧米圏歯科矯正が一般的であり、矯正器具をつけていることがステータスととらえられ、日本よりも周囲の目が気になることはありません。充実した留学生活となるよう応援しています。少しでも不安なことがあれば、ご相談ください。