2021.08.24 大人の矯正

口元の突出・・・すなわち口ゴボとは？？

こんにちは！歯科衛生士の菰口です。

みなさんは歯並びでどのような所を気にされてらっしゃいますか？
今回は歯並びの相談に来られる患者様からよく聞かれる口元の突出～いわゆる口ゴボについてお話したいと思います。

口元の突出・・・すなわち口ゴボとは

「口ゴボ」という専門用語はありませんが、歯並びで言うと

上顎前突、上下顎前突に近い状態です。

口を閉じた時に上下の唇がEラインから前に出てしまい、

横から見た時に口元が突出した膨らんで見える状態のことをいいます。

口を閉じて鼻から呼吸することが本来の呼吸の仕方ですが、口呼吸は口の周りの筋肉や舌の筋肉の力が弱く

口をしっかり閉じられないため、ぽかんと口が開いた状態になってしまいます。

口の周りの筋肉が使われず、開いたままになっていると顔のたるみやほうれい線にもつながります。

日常生活の中での無意識の時に、口をぽかんと開けて上下の歯の間に舌が出ていたり、飲み込む時に舌を突き出し歯を押すような動きをすることを舌癖といいます。

口を閉じた時の正しい舌の位置は、舌が上あごに軽く触れている状態のことをいいます。

舌の位置が低かったり、上下の歯の間に舌が出ていると、歯を前へ押し出してしまい口ゴボにも繋がります。

柔らかい食べ物が多く咀嚼が少なくても嚥下できるため、口の周りの筋肉が発達しないことも考えられます

またよく噛まないことで顎が小さくなり歯の生えるスペースが少なくなってしまうこともあります。

噛むことは顎にも歯にもとても大切です！！

結論から言うと、口ゴボになってしまうような状態の前歯は後ろに下げない限り治りません。

ですが、口の周りや舌の筋肉を鍛えることでそれ以上酷くなるのを防いだり、矯正治療をしてきれいになった歯並びの後戻りを防ぐことにとても役立ちます。

こちらの写真は当院で治療された患者様です。

矯正治療例はこちらから

口元が突出していましたが、抜歯をして歯を並べたことで口元も下がりキレイなEラインになりましたね！！

ご自分の口元が気になる方、まずは歯並びの相談はいかがですか？

キレイな口元目指して一緒にがんばりましょう！！