2025.07.29 子どもの矯正

歯をキレイにしてくれる食べ物

こんにちは。トリートメントコーディネーターの前田です。

今年の夏も連日猛暑が続いていますが、しっかり食事をし、栄養を摂って乗り切りたいですね。
ところで歯をきれいにしてくれる食べ物があることはご存じでしょうか。

歯をきれいにしてくれる食べ物とは

歯の表面や粘膜に付着した汚れを取り除いてきれいにしてくれる直接清掃性食品と唾液の分泌を促し、口の中をきれいにしてくれる間接清掃性食品といわれるものです。

 直接清掃性食品の特徴 

  食物繊維が豊富、硬さがある、糖質や油分が少ない

代表的な食品・・・ニンジン、キャベツ、セロリ、ごぼう、レタス、タケノコなど

 間接清掃性食品の特徴 

唾液の分泌を促し、口内を酸性からアルカリ性へとpHバランスを整えてくれます

代表的な食品・・・梅干し、レモン、柑橘類などの酸味のある食品、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品など

唾液の働き→https://www.horii-kyousei.com/blog/adult/post_6542/

「歯をきれいにしてくれる食べ物」何か気づきませんか?

マウスピース矯正にはあまり問題はなさそうですが、ワイヤー矯正中はできれば、避けた方が良い食べ物、といわれるものにあてはまっています。ワイヤー矯正中の方にとって、繊維質の多い食べ物は、装置にからまったり、間にはさまったりします。また硬すぎる食べ物はかむときに歯が痛んだり、装置がはずれてしまったりします。

マルチブラケット矯正中に注意すべき食べ物とは?→https://www.horii-kyousei.com/blog/adult/post_3868/

「食べられないの?」となりますが、工夫次第でもちろん食べることができます。

・小さくカットする
・ピーラーなどで薄くスライスする
・やわらかくする(火を通しすぎると直接清掃性の機能が失われることもあります)
・ゆっくり、奥歯でかんで食べる
などです。

余談ですが、、、
ワイヤー矯正中の私の家族(大人)は、装置がついていても食べたいものは食べているようです。
治療後の1週間ほどは硬いものはあまり食べないようにしたり、かぶりついて食べるような食べ方はしませんが、「絶対に装置にはさまるよね」と想像がつくナッツ類を休日のおやつによく食べています。「はさまらないの?」と聞くと「はさまるよー。できるだけはさまらないように気を付けて食べてるし、休みだから歯磨きに時間かけられるし・・・」とのことでした。ほかにも治療の予約日近くで食べたい物を食べるようにしているようです。装置が外れたり、食べ物がからまってどうしても取れなくなっても治療に行けば何とかしてもらえるだろう、と考えているようです。(ただし、装置が外れてしまいつけ直しをしていると予定している治療が進められない事もあるので注意が必要です)

私の家族は、幸い食べ物ではあまり苦労をしているようには見えませんが、「もやしのひげ根」は装置にからまってとるのが大変だったようで、料理をする前にきちんと「ひげ根」を取るようになりました(笑)

矯正治療中はストレスを感じることも多いと思いますが、治療をきちんとうければ必ず終わります。たまには食べ方を工夫して食べたい物を食べるのも良いのではないでしょうか・・・

口内をきれいにしてくれるその他の食品

お茶類・・・

緑茶、ウーロン茶、麦茶などに含まれるポリフェノールは、細菌の繁殖を抑える効果があります

キシリトール・・・

キシリトールを含むガムやタブレットは、虫歯菌の活動を抑制し、虫歯予防に役立ちます

リンゴ・・・リンゴに含まれるリンゴ酸は、歯の黄ばみを落とす効果が期待できます

イチゴ・・・イチゴに含まれるクエン酸は、歯の表面の汚れを取り除く働きがあります

矯正治療中は特に毎日の丁寧な歯磨きが重要です。歯磨きがすぐできない場合は、きれいにしてくれる食品を最後にとるなど工夫をしてみてはいかがでしょうか。

過去のブログへ・・・
キシリトールで虫歯予防をしませんか?→https://www.horii-kyousei.com/blog/adult/post_7619/
矯正治療中の酸蝕歯(さんしょくし)予防→https://www.horii-kyousei.com/blog/adult/post_8381/