初診時年齢１３歳の女性。前歯がかみ合わないことを主訴として来院された。
飲み込む際に上下の歯の間に舌が押し出される開咬であった。上あごの前歯が約6㎜突出しており、開咬を伴う骨格性上顎前突と診断した。筋機能療法を併用し、上顎左右側小臼歯を抜歯しマルチブラケット装置を使用した。吹奏楽部に所属し、トランペットを担当されていたが『一所懸命の練習できれいな音が出せるようになった！』とのことであった。
動的治療期間2年4か月間
始めて治療したときには痛みもありましたが、今では綺麗な歯並びになってとても嬉しいです。診察に行く度に見る自分の昔の歯を見ると、本当にきれいになっていてすごいなと思いながら見ていました。矯正を始めた最初は見た目を気にして、見られることが恥ずかしいと思っていましたがキレイになっていく歯を見て周りの友達が「歯並びがキレイだね」と言ってくれて、だんだん自分も恥ずかしい気持ちが嬉しい気持ちに変わっていきました。
中学の時に始めた吹奏楽で私はトランペットを吹いていました。最初の頃は吹きにくくて正直嫌だなと思う事時もありました。痛いのを我慢して吹くこともありましたが、少しすると慣れたこともありどんどん吹けるようになっていきました。矯正をやって本当に良かったと思います。
