矯正治療中の歯科医院での歯のクリーニングはなぜ必要?
皆さんこんにちは。歯科衛生士の武村です。
矯正治療期間中、歯科医院にて歯のクリーニングは行っていますか?
矯正装置の周りには歯垢(プラーク)が溜まりやすく、これを放置し蓄積すると虫歯や歯周病のリスクが高まります。
自宅でのセルフケアだけではどんなに丁寧に歯磨きをしても、歯と歯の間や矯正装置の周りの汚れを完全に取り除くことは難しいのです。
歯科医院でのクリーニング(プロフェッショナルケア)では、専用の器具を使ってセルフケアでは除去できないような歯垢や着色、歯石を徹底的に除去することが出来ます。
ではどれほど重要性があるのか、クリーニングを怠るとどのようなリスクがあるのか、具体的に見ていきましょう。
矯正治療中は汚れが溜まりやすい
矯正装置を装着すると、口腔内環境は大きく変わります。
日々のブラッシングと定期的なクリーニングが不十分な場合、下記のようなリスクが高まります。
↑このように
・ブラケットやワイヤー周囲
・歯と歯の間
・歯と歯茎の間
・アタッチメント周囲(マウスピース矯正の方)
などは特に歯ブラシが届きにくく白いモヤモヤとした歯垢(プラーク)が蓄積しやすくなります。
また、矯正装置によって口腔内の細菌バランスも変化します。歯垢中の細菌が増殖すると、酸を産生して歯のエナメル質を溶かし、白い脱灰斑(ホワイトスポット)を形成することがあります。
この歯垢は時間が経つと硬化して歯石へと変わっていきます。その場合セルフケアでは除去する事が不可能になります。
↓ 治療終了後ブラケット周りに残ったホワイトスポットはこのように目立ちます。
ホワイトスポットは出現後治療にて治す方法や、軽度の脱灰であれば自然と改善するケースもありますが、元の健康なエナメル質と全く同じ状態に戻ることは難しいと言われています。
対策するにはやはり日々の歯磨きが大切です。矯正治療中のブラッシング方法についてはこちらをご覧ください。
https://www.horii-kyousei.com/blog/adult/post_11604/
歯肉の健康状態は装置を外した後の見た目に影響する
矯正治療が終了し歯は綺麗になったのに歯茎周りのケアができておらず歯茎が腫れて炎症を起こし歯肉炎、歯周病の状態になっていると非常にもったいないです!
歯を支える歯周組織が健康でなければ、歯が骨の中で安定するのに時間がかかり後戻りに繋がったり、保定装置(リテーナー)の適合が悪くなるなどのリスクに繋がります。
初期虫歯を早期発見・即時処置することができる
歯の表面の白濁(ホワイトスポット)が出現した場合、それは初期虫歯のサインです。
これは歯の表面(エナメル質)が一時的に弱くなっている状態ですが処置をする必要は特に無く要観察歯と診断されるケースが多いです。初期であれば再石灰化によって改善が可能です!
では今回は改善法を2つ紹介します。
①フッ化物を活用する
・フッ化物入りの歯磨き粉を毎日使用する
・定期的に歯科医院のクリーニング時に高濃度フッ化物を塗布してもらう
②キシリトールガムを噛む
キシリトールはホワイトスポットを直接消したり虫歯を抑制する効果はありませんが、唾液の働きを助けて再石灰化を促し、改善しやすいお口の環境づくりに役立ちます!
当院ではキシリトール100%配合のガム(ミント味・マスカット味)を販売しております✨
↓キシリトールについてはこちらをご覧ください
https://www.horii-kyousei.com/blog/adult/post_4122/
まとめ
矯正治療は歯並びをきれいにするだけでなく、歯を健康な状態でゴールすることも大切です。
定期的なプロフェッショナルクリーニングと日々の適切なセルフケアを組み合わせることで、治療の遅延やトラブルのリスクを最小限に抑えることができます。
一般歯科での定期検診・クリーニングは半年に一度は必ず行って頂くようにお願いしております。当院でもスペシャルクリーニングを行っておりますのでお気軽にご相談ください。

















